ひとりひとり現時点の理解度も違いますし,勉強法は人それぞれに合う合わないがあります.私がやった方法が一番良い方法ではないと思いますが,実際に私が受験の時に使用した本について書いておこうと思います.私が使ったのは次の3冊です.
1.センター試験向けの基礎的な参考書
2.標準〜やや難しめの問題集
3.図解
1.センター試験向けの基礎的な参考書
問題は章の最後に1ページくらいついているくらいの,教科書レベルの内容が書いてある基礎的な参考書です.「教科書でいいじゃん」っていう話なんですけど不思議な事に教科書だとやる気しませんでした.私はこの参考書にひたすら目を通しました.とりあえずさーっと一通り目をとおして,わからない所は3回くらい読んで,それでもわからなかったらとりあえず飛ばして・・・でとにかく1冊読みました.コツは必死に憶えようとしないことです.小説を読む感覚で読むと良いかと思います.読み終わったらまた最初から同じように読みます.これを繰り返しているとだんだんどこに何が書いてあるのかを憶えてくるので,わからないことがあったときに調べるのが早くなります.調べたりしてる内に段々「あのページの右上に書いてたな・・・」という感じで頭に入っていきます.なんだかんだで5回以上は読んだと思います.5回も読めば暗記が大嫌いな私でもさすがに少しは頭に入るようになりました.
2.標準〜やや難しめの問題集
こちらは参考書ではなく問題が中心で載っている本です.私が使っていたのは標準〜やや難しめの問題集で「基礎的な参考書」で足りない部分を補っていました.問題よりも解答・解説の分量が多いものが良いです.私はこの問題集を3,4回繰り返しました.いろんな場所でいろんな人がおすすめしている問題集がありますが,内容はそれほど大きく違わないと思います.なので3冊問題集をするよりも3回同じ問題集をやるほうがずっと頭に入るはずです.他の人がやっている問題集が良さそうに見える気持ちはわかりますが,そこはぐっとこらえて1冊を大事にしてあげてください.
3.図解
これは学校でもらったというか買った物です.もし持っていなければ一冊もっておかれるのをおすすめします.図解は特に無機分野の溶液や沈殿の色を確認するのに使っていました.赤褐色とか言われてもよくわからないので実際に目で見るのが一番です.化学が好きになってくると図解を見てるだけで幸せになれます.
オススメの参考書や問題集はネットで検索すればたくさんあるでしょうし,今手元にあればそれで十分でしょう.大切なのは一冊を繰り返す事だと思います.
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